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「旅さがし」
 GCトラベルでは「旅探し」をテーマに旅行コンサルタントの海山栄先生に旅を楽しく、意義あるものにするために、いろいろお話を聞く欄を設けました。 皆様からの質問もお待ちしています。 (お名前・年齢・お住まいの地域もメールでお知らせください)

 

(10) ロンドンーイギリス王室とドイツ

―イギリスは台頭してきたドイツと第1次、第2次世界大戦を戦いますがイギリス王室にはドイツ人の血が入っていますね。

海山栄:そうです。日本人には考えにくいですがヨーロッパの王室は結婚によって各国がつながっています。面白いことにスコットランドに縁の深いスチュアート朝と議会がしばしば対立し外国からイギリスに王を迎えるというケースが起きます。

―ジェイムス1世は良い例ですね。

海山:エリザベス1世は子供がいませんでしたので1603年彼女が亡くなるとスコットランドからスチュアート朝のジュエイムス1世を迎えます。彼はスコットランド王ジエイムス6世のままイングランドではジュエイムス1世となります。彼は王権神授説を信じ議会と対立します。その息子チャールス1世が次の1625年王位に就き、妻のフランス王女アンリエット・マリーのカトリシズムと絶対王政に傾倒しました。そのため議会と対立します。軍事的対立となり、チャールス1世は破れ1649年処刑されます。護国卿クロムエルの独裁政治の後、王政復古が起こり、チャールス2世、続いてジュエイムス2世が王位に就きますが横暴な政治を行なったため、ジュエイムス2世は追放されます。そしてオランダの統領オレンジ公ウィリアムとジェームズ2世の娘メアリ(メアリ2世)を共同統治者として迎い入れます。これは一滴の血も流されなかったので名誉革命(1688年)いわれます。

―ドイツの血は何時から入ったのですか?

海山:オレンジ公ウィリアムとメアリの後はアン女王が継ぎますが彼女が亡くなると1714年、ジョージ1世がハノーファー選帝侯兼グレートブリテン王という形で迎え入れられます。彼は1660年ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公子エルンスト・アウグストとゾフィー・フォン・デア・プファルツの間に生まれ、ゾフィーの祖父はイングランド王ジェームズ1世でした。1701年の王位継承法によりプロテスタントでないと王位につけないためです。彼は英語ができなかったのとイギリス政治に興味がなかったので責任内閣制というイギリスの民主主義政治が軌道に乗り、イギリス政治は前進するのです。南海泡沫事件などの処理をロバート・ウォルポールは適切に行います。1721年第一大蔵卿になりますが初代イギリス首相とするのが一般的です。責任内閣制はロバート・ウォルポールのもとで確立したといってもいいでしょう。

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アイルランド(24)ギネスビール―

―アイルランド人は飲んだくれといわれますがもともとの性質ですか?

海山栄:そんなことはないでしょう。アイルランドはイギリスに植民地化されてかつては非常に悲惨な生活を送りました。飲酒はその悲惨さから逃れるための慰めになったでしょう。アイルランドからアメリカに移民した子孫であったレーガン大統領の父もアル中だったし、有名な作家のジョイスの父とジョイス自身も酒浸りでした。イギリスは世界で初めて産業革命を行ないましたがト-マス・クックという近代旅行業の父といわれた人がいます。彼が旅行業を始めたのは禁酒運動のためでした。

―禁酒運動と旅行業がどう関係するのですか?

海山:彼はバプティストの家に生まれ、家具職人や印刷屋の徒弟に出されます。成人すると熱狂的禁酒論者になり、1828年にバプティストの布教士に任命されます。禁酒論者のために格安な旅行を企画します。飲酒という楽しみから禁酒して費用や興味を旅行に移すという考えでした。イギリスにおいても産業革命の初期は貧富の差が広がり厳しい労働から逃れるために飲酒におぼれる人が大勢いたのです。スティ―ブンソンの鉄道がイギリスに普及して1851年には世界で初めての万国博覧会がロンドンで開かれます。ト-マス・クックはこの万博に約25万人の旅行者を集めることに成功します。

―飲酒も適度に飲めばよいと思いますが。

海山:そうですね。アイルランドはビールにしろ、ウイスキーにしろ優れたおいしい商品がたくさんあります。アイリッシュ・ウイスキーとスコッチ・ウイスキーはどちらが歴史が古いですかという論争があるくらいアイルランドのウイスキーは古くからのお酒です。ビールはギネスビールが有名で世界中に輸出され日本ではキリンがライセンス生産をしています。

――ギネスビールはどこにありますか?

海山:ダブリン市にあります。ギネスの創業者はアーサー・ギネスでアイルランド国教会聖職者アーサー・プライスが所有する屋敷で生まれました。父はプライス家の財産管理人のリチャード・ギネスです。アーサーもここで働きましたがプライスは二人のお忠勤に感謝して1752年の死去に際して大金を贈っています。アーサーは1759年にダブリンに進出してセント・ジェイムス・ゲートの醸造所を買い取ります。現在の醸造施設の隣に昔の醸造所跡があり、観光名所なのでそこで美味しいギネスのスタウトビールが飲めます。

―スタウトビールとは何ですか

海山:これはギネスビールの特徴ですが黒くなるまであぶって焦がしたビールです。この香ばしさが評判のビールなのです。展望台になっている最上階でダブリン市を見ながらスタウトを味わうのは乙なものです。

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※ヨーロッパを旅する  アジアの文化はずっとヨーロッパの文化より進んでいました。しかしヨーロッパ人が世界に進出を始めて大きな画期をなしたのがコロンブスです。イギリスから始まったヨーロッパの産業革命は世界の中心がヨーロッパであるというイメージを人々に与えました。日本はヨーロッパの植民地にならないためヨーロッパの文明を学ぶことを決心したのが明治維新です。  明治維新から150年、この近代の日本と現在の世界を理解するためにはヨーロッパを旅することが望ましいのです。その中で現在ドイツの前身であるプロイセン、日英同盟のイギリス、エッフェル塔のフランスの3カ国からは大きな影響を受けました。  GCトラベルのホーム頁にモデルプランを掲載しております。参考にされ、お問合わせをお待ちしております。
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