GC Travel
  猫のマ—クのGCTravel
GCトラベルでは「旅探し」をテーマに
旅行コンサルタントの海山栄先生に旅を楽しく、意義あるものにするために、
いろいろお話を聞く欄を設けました。 皆様からの質問もお待ちしています。
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第1回は定年退職者のための旅行先選定のヒントです。

――今のわれわれの生活はヨーロッパから大きな影響を受けているといわれす。

しかしヨーロッパのどこに行っていいかわかりません。 海山:我々は小学校、中学校、高校、大学と過ごしてきていますが子供のとき読んだ本,青春時代に読んだ本、見た映画やテレヴィ、聞いた音楽があります。それらの中で1番印象に残る本などの舞台となる場所を訪ねるとよいと思います。

――具体例をあげてください。

海山栄先生:例えば子供のときグリム童話を読んだとします。ヘンゼルとグレーテル、赤頭巾、 ちゃん、ブレーメンの音楽隊、裸の王様など。グリム童話は誰が書いてドイツのどこが背景でしょうか。

――また時代背景も知りたいですね。

海山:グリム童話の作者はグリム兄弟でドイツのヘッセン国ハーナウで生まれました。二人は年子で兄のヤーコブは1785年、ヴィルヘルムは翌年の生まれです。ですからハーナウとゲッティンゲン行くことをお勧めします。ハーナウはメルヘン街道の出発地です。終点ブレーメンはグリム童話「ブレーメンの音楽隊」で有名です。この街道は約600キロあります。

――ゲッティンゲンを推薦するのはなぜですか。

海山:グリム兄弟がゲッティンゲン大学の教授をしていた1837年に大学の自治問題で辞職に追いこまれました。またこの大学の出身者のノーベル賞受賞者は45人もいます。医学者コッホ、詩人のハイネ、哲学者のショーペンハウアー、政治家ではビスマルクやシュレーダーなどが同校出身です。オックウフォード、ケンブリッジ、ハーバードと同じくらい良い大学ですが日本ではそれほど知名度がないのでこの大学を知ることはちょっと誇れるでしょう。

――どのようにグリム童話は編集されましたか。

海山栄先生:1800年代の初めごろからグリム兄弟はヘッセン国(首都カッセル)を中心とした故郷近くに伝わる民話や昔話を集め始めました。だんだん古い昔話を覚えている人が少なくなってきました。だから6年かけてつとめて口伝えにしたがって集めたのです。

――その当時、ヘッセン国はフランスの支配下でしたね。

海山:1806年にプロイセン軍がナポレオン軍に破れ、1807年にはヘッセン国はヴェストファーレン国に合併されナポレオンの弟ジェロームが国王となりました。首都はカッセルでそこにグリム一家は移住していました。そして兄のヤーコブはジェローム王直属の文庫の管理の仕事をゆだねられました。初版の第1巻は1812年に出版されましたが「子どもと家庭の童話」と言う題がついていて子供のためのお話と思われますが意外なことにドイツ民族の伝統的な宝を発掘し、考証し、昔話のなかに脈打っているドイツ民族の心をよみがえらせ、元気づけるという使命感を持っていたのです。

第2回 定年退職後のたびと人生

――なぜ幼年時代、青春時代に読んだ本、あるいは映画で見た印象の強い場所を旅の目的地に選ぶのですか。 海山:65歳で定年となり85歳まで生きるとします。20年という長い月日です。人生100年時代とも言われていますからもっと長く生きるかもしれません。私が想定しているのは夫と妻がともに元気に夫の定年を迎えた場合です。妻との穏やかな長い年月を楽しく過ごすためには妻の印象深い国などを考慮しなければなりません。

――第2回目は妻の10代、20代まで経験した読書などに関連した思い出深い場所を訪ねることですね。 海山:それが1番よいです。しかし予算なども考えて妻がシューベルトの歌曲が好きとすれば、ゲッティンゲンやカッセルを訪れた後にウィーンにいって帰るのも一つの方法ですね。シューベルトは天才でわずか31歳でなくなりました。彼はシラーなどの詩に曲をつけ、これが歌曲です。文学と音楽を融合させる先駆的役割を果たしました。

――なぜ幼少期や青春時代の印象を大事にするのですか。 海山:記憶には短期記憶と長期記憶があります。脳の中の海馬という部分があり、ここで記憶されます。長期記憶は大脳皮質のある部分に移されて定着します。だから人生の初めの頃の記憶は絶対忘れない記憶です。この貴重な財産を守り、関連した事項を旅やそのほかの手段で補強することは人生を豊かにします。

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